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「みつばちの囁き」

 

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大人の責任 (土, 03 7月 2021)
「意味がなかった」   尊敬する指導者の方が取り上げていた、そのクラブのSNSに記載された内容に、とても深く考えさせられる。 以下抜粋。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選手として小学生の時、名だたる大会で優勝して優秀選手になった。 中学生の時、勝ち続けて負け知らず。 選抜チームに入ってそこでも勝ち続けた。 高校生の時、常勝と言われるサッカー部に入り勝ちを求められそれをひたすら繰り返していた。   幼少期から高校生まで駒として使われて勝ちのみを求められてきた。 小さい時から個人の特徴を伸ばす事や課題を克服する様なアドバイスは誰からも言われてこなかったから時すでに遅し。   大学生になり社会人になり、選手としても人としても大切な事を伝えられることなくきてしまったものだから何もかも対応ができなかった。   幼少期、育成期に誰も何も伝えてくれなかった。   今思うが、小学生、中学生、高校生の育成時の勝ちは意味が無かった。   大人の責任は重い。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   また、かつてJEF千葉が輝いていた時期にGMをされ、オシム監督を日本に呼び寄せた祖母井氏は次のように述べている。   「育成プログラムがシステム化すればするほど、個性を表現することが難しくなってくる。子どものときに遊ばせながら教えたチームとガチガチに指導したチームが試合したら、ガチガチに指導したチームが勝ちますよ。でも、将来的に伸びるのは遊ばせながら教えたチームだと思います。」   「プロチーム(Jリーグ下部組織など)のユースなどの場合は指導者も良い選手を出さなければならないし、上からのプレッシャーもある。そうすると色々なことを教えちゃうわけですよ。教えれば教えるほど子ども達は育たないんです。」   「逆にアフリカとか、育成システムがしっかりしていない地域から発想力を持った選手が出たりするわけです。 注:ブラジルでも都市部よりも、田舎で育成がシステム化していない地域から、面白いストライカーや逸材が出てくると言われています。(筆者記載) サッカーはどこでもできるから、器材やグラウンドが整っていることが【良い環境】というわけではないのです。」   「大切なのは、子ども達がそこでどう考えどう工夫するかだと思います。」   祖母井氏の伝えたいことは、   ◇人はシステムを超える。 ◇失敗できる環境でうまくなる。 ◇指導者の考えを押し付けてはいけない。 ◇技術は遊びの中で身につく。 ◇自由な発想の中から新しいサッカーが生まれる。   ということ。   正にその通りだと思うし、だからブラジルからは、たくさんの名選手が湧いてくるのだと改めて実感する。   最近は情報に振り回され、目先の結果を求め、「今勝つこと」、「今ガチガチにやること」、「強いチームに所属すること」、が子どものためになると信じている親が増加傾向にあると指導者仲間とのコミュニケーションの中で思う。   「遊び」を持たせながら、「今の勝ち」以上の「将来の価値」をどの様に選手、子ども達に身につけさせていくか。 そしてそうなるような環境をどう創出するか。 それはサッカーだけでなく、勉強や他の事にも通ずる大切なキーポイント。   本当の結果は何年も先にやってくる。 指導者も親も含めて、選手の周りにいる「大人の責任」は重い。  
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育成率 (Tue, 15 Sep 2020)
選手の育成とはなんだろう? 政治力で選手をたくさん集めて勝つことが育成なのだろうか?   選手も親も、今は情報があふれ、その情報に振り回されているケースも多々あるように感じる。 強いチームにあこがれ、強いチームに行けば自分も上手くなれると思うのは、もちろん自然の感情だと思う。 そのようなチームに行って成功する選手もこれまでにたくさんいるのも事実。   ひと学年に40人や50人、3学年で100何十人以上の選手がいれば、誰かが成功する確率は高くなる。 でも、それが本当に育成と言えるのかは、賛否両論あるだろうし、私は疑問に思う。   親を筆頭に周りにいる大人の価値観は子どもに大きく影響する。 だから、その子の可能性を最大限に引き出すために、周りの大人が何を伝えられるのかがとても重要だ。 それによって、その子が周りから応援される選手にもなれるし、応援されなくなってしまう選手にもなる。 親や周りの大人が何に優先順位をおいて、子どもに伝えるか、大きな鍵になると思っている。   大成する子の親にはだいたい共通点がある。 子どもを預けたら指導者を信じて、子どもとはつかず離れず絶妙の距離感をとれる。 強い弱いで判断しない。 勝った負けたで一喜一憂しない。 常に感謝の気持ちを行動で示す。 自分の子どもだけでなく、他の家庭の子どもも自分の家族、ファミリーのように接して下さる。   幸いに我々のチームは、その様な保護者の方が多く、選手の数は決して多くはないが、クラブの趣旨に賛同していただき、お子さんを預けて下さっている。   小学生は、あえて4種には登録せずに、フットサルのバーモントカップをメインにして挑戦している。 他にもビーチサッカーの大会に出たり、合宿でビーチサッカーやフットサルをたくさん取り入れている。 その理由は、世界中に最も多くのプロ選手を送り出しているブラジルにおいて、その選手達の95%以上が、育成年代にフットサルを経験しており、なおかつロマーリオやロビーニョ、ネイマールなどブラジルを代表する名選手の多くが子どもの頃に遊びの中でビーチサッカーを経験しているからだ。 フットサルもビーチサッカーも、5人の少人数で行うため、1人ひとりのボールコンタクトの数や局面でのかけひきや決断の数が格段に多くなる。 またゴール前の攻防の数も、8人制や11人制の通常のサッカーよりも多い。 それを育成年代に体感することが、小学生年代のサッカーでの勝った負けたよりも、ずっと大切だと思っている。 だから優先順位は全日本の大会を目指したり、いろいろな大会で市や県で上位に入る事ではなく、ブラジルで面白い選手が湧いてくるのは何故なのかを追求して、その環境に近づけていくこと、にしている。   サッカーは教えられるものではないし、教わるものでもないとずっと思っている。 原理原則は伝えなくてはならないが、選手が育つ環境をいかに作り出すか。   そんな中で、幼稚園の年中から中学3年生まで、11年間携わらせていただいた選手達が、少しずつ成果を出してくれている。   昨年、高校選手権予選で千葉県3位になった高校で、登録メンバーに入れていただいたジュニアユース(中学生の部)1期生のあるOBは、小学生のときは自分の学年は最初は4名、中学生のときは6名。それでも本人も保護者の方も我々のクラブの育成理念を信じてアベーリャスを選んで下さった。 その高校には2期生~4期生のOBが現在5名もお世話になっている。   また3期生のある卒業生は、小学生のときは同じ学年が2名からスタート、中学生のときは13名。昨年、全国大会でベスト4に入ったチームで高校2年生ながら今年のトップチームの20名に入れていただいているらしい。   さらに5期生のある選手は、千葉県トレセンに招集していただいているが、関東トレセンリーグに参加させていただく中でいろいろな方々に見ていただく機会を得て、Jユースの数チームと千葉県で優勝したことのあるいくつかの高校から声をかけていただいた。 彼も小学生のときは同じ学年は10名、現在ジュニアユース5期生(中学3年生)の仲間は15名。 セレクションをしていない3部のチームからでも、そんな選手が育ってきている。   先に述べたように、我々が育てたなんておこがましくて言えない。 そこには、彼らの人としての成長に大きな影響を与えている、我々よりも常に彼らと接しているご両親や親族、出会った仲間や学校の先生等の存在がある。 日頃練習試合や大会でお世話になっている、様々なチームから学ばせていただいていることもある。 でも、数パーセントは、我々のクラブの育成理念も影響しているという思いもある。   「育成」とは奥が深い。 何が正しいかなんて軽々に言うことはできない。 どんな選手がそのクラブから育っているか、そこで証明するしかない。 だから時間もかかる。   Jリーグの名前や指導者のネームバリューやこれまでの実績でたくさん集まるクラブには、今は太刀打ちできない。 でも、地道にコツコツと積み上げることで、いつか今よりもアベーリャスを信用してくれる人が増えると信じてチャレンジしていきたい。   セレクションをしていなくても少人数でも、その中から有望な選手が育つ。 そんな「育成率」を高めていけたらいい。   育成はマニュアルでもドリルでもない。 いかに1人ひとりの個を見て、その子の長所を見抜きそれを伸ばす手助けができるか。 正解のない試行錯誤。 時間のかかる作業だけど、だからこそ常に楽しみが残っているし、やりがいも大きいのだと思う。                  
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